2024.7月号 vol.252
発行元:〒540-0012
大阪市中央区谷町1-6-4
天満橋八千代ビル10階
(株)ファーストグローバルコンサルティング
FGC社会保険労務士法人
代表取締役 品川典久
TEL:06-6910-3007 FAX:06-6910-3008
E-MAIL:shinagawa@1ge.jp
URL:http://www.1gc.jp
今月のトピックス
採用定着⑪
前回お伝えしたように、せっかく応募があり、応募直後に電話をしても、応答してくれないこともあります。そんな時は、ショートメッセージ(SMS)で連絡をしてみましょう。Eメールやキャリアメールは、迷惑フォルダに振り分けられてしまったり、なんなら確認されていなかったりするものです。電話番号に直接メッセージを送ることのできるSMSであればすぐに見てもらえる可能性が高いので、「応募いただいた○○社の△△です。あらためてお電話します」といったメッセージを残し、確実に電話で連絡が取れるように調整しましょう。
ご参考までに、一度連絡をしてつながらなかった場合、再度の連絡は、30分後、3時間後、次の日の応募時間付近がつながりやすいとされています。また「求職者が在職中である」ことも多いでしょうから、お昼休みの時間帯、就業後であろう18時以降などでも良いと思います。なお再度の電話の際もSMSによるメッセージを残し、コンタクトの確率を上げておきましょう。
電話やSMSで連絡しても返信がない場合「今の求職者は質が低い」と憤る社長、ご担当者もいらっしゃいます。でも、怒っても事態は好転しませんよね。お気持ちはわかりますが「他責ではなく自責」の考え方をすることが重要です。他人の行動を変えることはできませんが、自責であれば改善できます。
また、ライバルの存在を踏まえると「もっと魅力的な他社の求人があった」「素早く行動した他社が先にアプローチした」といったことも考えられます。つまり「もっと求人原稿を工夫できたかな」「もっと早く連絡が取れたかもしれない」といった改善志向の方が現実的なのです。
しつこいようですが、求人をしているのはあなたの会社だけではありません。必ずライバルも人材を求めています。だからこそ、面接日程は「可能な限り素早くセッティングする」という点が重要なのです。
なぜならば、求職者は「最初に内定をもらった会社に入社する」という傾向があるからです。未経験者を採用する場合は、電話がつながったそのタイミングで、面接の日程を組んでしまうのが良いでしょう
続きは次回に。
<next>
ほぼ毎週草野球の試合に出ていますが、そろそろ暑さが気になってきました。今年は「ラニーニャ現象」で大概暑かった昨年よりも暑くなりそうとのこと。
くれぐれも熱中症にはお気をつけください。まだ5月やのに。