2024.10月号 vol.255
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今月のトピックス
採用定着⑭
今回は【定着化から考える「やる気」論】についてお伝えします。
「やる気」が大事だなんて当然わかってるし、そのための制度も作ってる、そんな声が聞こえてきそうですね。
それではあらためてお尋ねしますが、社員の「やる気の根源」をちゃんと理解できているでしょうか?そもそもやる気って、なぜ大事なんでしょう?やる気がなくても、成果さえ出してくれたらいいのでは?
当たり前すぎて、わかったつもりになりがちな「やる気」という概念。「定着人材を育てる」という観点から、改めて真剣に考えてみましょう。
質の高い仕事をしてもらうためには、やる気があった方がいいですよね。特に近年では、業種を問わず生産性の向上が課題であり、モチベーションが話題になることも多いです。しかし、やる気は、何よりも「会社経営」にとって重要なテーマでもあります。少しドライな言い方になりますが、「社員に気持ちよく働いてもらいたい」という精神論的な側面だけでなく、「コストパフォーマンスに優れている」という経営的に重要な側面についてもお伝えしたいと思います。
モチベーション高く意欲的に働いてくれている社員からは、やる気が感じられます。とっても嬉しいですよね。その姿を見て「仕事を楽しんでくれているな」「やりがいを感じてくれているんだな」と思うのは当然のことでしょう。ですがそれ、思い込みかもしれないのです。
当然ながら、モチベーションの根源は人それぞれなんです。つまり、がんばって働いてくれている「理由」が「会社の外にある」可能性があります。「他にやりたいことがあるから経験を積みたい」「子どもが生まれるから、とにかくお金を稼ぎたい」など、仕事そのものとは関係がない理由でがんばっているだけかもしれないのです。
がんばっているのは事実だし、いい仕事をしてくれているならそれで問題ないんじゃない?たしかに短期的にはそうでしょう。モチベーションの高い社員は理由に関わらず会社の利益になります。
しかし、中長期的に見るとそうでもないのです。
続きは次回に。
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また野球ネタで恐縮ですが、島根県の大社高校が、夏の甲子園でベスト8に進み、旋風を巻き起こしました。
地元の鳥取県のお隣で、メンバーも関西などから越境入学した子がいる訳もなく。
なぜ島根は勝てるのか?鳥取は勝てないのか?何度もすみません。