テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2007.4月号 vol.47
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 内部統制
今、巷では「内部統制」の整備に追われている企業が多いようです。弊社のお客様である上場子会社の担当者の方もおっしゃっていました。「内部統制」とは何かというと粉飾決算、リコール隠し、有価証券報告書の虚偽報告などが相次ぎ、コンプライアンス(法令遵守)重視の経営が求められる中で、新たに施行された会社法・金融商品取引法などに盛り込まれ、主に上場会社・大会社に義務付けられた事項です。書店でも内部統制に関する書籍が平積みされています。
今までの監査法人による監査は、大まかに言うと財務諸表の監査でしたが、今後は企業が「内部統制」を勘案して正確な財務諸表ができるような体制ができているかどうかを監査することになります。これらは主に財務・経理部門のお話と思われるかもしれませんが、人事労務部門にも関わる問題なのです。内部統制システムを構築するには、個々の業務プロセスを膨大な文章にし、統制機能を確認していく必要があり、社内規程全般を整備しなければなりません。リスクマネジメント分野では、社員が社内ルールに反し、逸脱した場合の懲戒、懲罰についても整理されていなければならない、など。また、退職給付制度も一時より企業の抱える退職給付債務は軽減されましたが、まだ企業年金制度移行に着手していなければ社員のモチベーションが低下しないよう円滑な制度移行をしたり、会計上確定拠出型の制度を導入するなどの必要があります。内部統制システムを構築したとしても、やるのは人間である社員ですから、改善や運用に関する目標設定および管理が必要になってくるのではないでしょうか。中堅・中小企業の経営者、担当者の皆さんは直接自社には関係のないことと思われるかもしれませんが、上記のような大手企業より業務を受託している場合、受託会社が実施している内部統制の有効性を委託企業の監査人が確認することもあるそうですので、無関係といっていられなくなるでしょう。
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今月のトピックス
テキスト ボックス: すごい雷雨かと思えば、真夏日になったりと、相変わらず変わった気候です。しかし、宮里藍ちゃんも言ってました。「スコアは支配できないが、気持ちは支配できる。」と。与えられた状況で、ベストを尽くしていきましょう。
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