テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2007.10月号 vol.53
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
 リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: メジャーリーグはレギュラーシーズンが終わり、これから地区のチャンピオン決定、ワールドシリーズと間髪入れず進んでいきます。かたや、日本はクライマックスSもありますが、日本シリーズの開幕が27日だそうです。アメリカのこういうところは是非マネしてほしいのですが。テキスト ボックス: 熟年離婚
先日電車に乗っていて、あるブライダル産業の会社の広告を見つけました。最近はいわゆる『できちゃった婚』のことを『さずかり婚』というんですね。身篭った新婦向けのプランの宣伝でしたが、よく考えるものだと妙に感心してしまいました。『さずかり婚』が増えている半面、『熟年離婚』も増えているようです。離婚時に、厚生・共済年金を夫婦で分割できる制度が4月にスタートして半年が経ちますが、離婚したい妻を後押しする一方、調べてみたら思ったより、もらえる金額が少なく思いとどまったようなケースもあるようです。年金分割で専業主婦が、新たにもらえる額は婚姻期間が長い人でも多くて月5~6万円、65歳からの国民年金を合わせても月12万円程度にしかなりません。
また、専門的な話になりますが、『振替加算』といって、被保険者期間が短い年齢層の妻に対して、扶養的な意味から夫が受給していた加給年金の額の一部を、妻の老齢基礎年金に振り替えている部分があります。この振替加算を受給するためには、妻が、原則20年(240月)以上の加入に基づく老齢厚生年金等を受けていないことが条件となります。しかし、この被保険者期間を計算する際に、離婚分割によって被保険者期間とみなされる期間(離婚時みなし被保険者期間)も含まれるので、『離婚時みなし被保険者期間』を含めた厚生年金の被保険者期間が240月以上となると、振替加算は停止します。人によっては、厚生年金の被保険者期間が増えたことによって増額される老齢厚生年金額よりも、支給されていた振替加算額のほうが高額であることも考えられますから一概にすべて得になるとはいえません。
このように、いざふたを開けてみたら、時期尚早であったり、思ったほど得にならない、場合によっては損になることもある、ということはたくさんあります。洪水のような新聞・雑誌・インターネットなどの情報は何でもかんでも鵜呑みにしてはいけませんよ。お問い合わせは上記まで。
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