テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2007.12月号 vol.55
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 今年もあっという間に最終月となってしまいました。これから今年の流行語大賞が発表されます。個人的には「そんなの関係ねえ」が好きですが、何年か後に、小島よしおもあの年だけだったなあ、と言われないように祈るばかりです。テキスト ボックス: 偽装表示と内部告発
ここのところ、食品の表示偽装のニュースのない日はないといっても過言ではないでしょう。ニュースに出ている会社のほとんどが社員(元社員)の内部告発です。まだまだ機能していませんが、「公益通報者保護法」も施行され、内部告発できる環境も整ってきたのかもしれません。逆に以前と比べると、なぜ、こんなに内部告発が増えたのか?昔より偽装が増えたのか?おそらく偽装自体は昔からあったのでしょうが、社員の帰属意識・忠誠心が以前と比べるとなくなってしまったのではないかとも思います。
以前は、「隠す」というと聞こえは悪いが、身内の意識があれば、わざわざ自らの恥をさらす行為をしたでしょうか?偽装表示の事実を肯定する気はさらさらないが、現実問題として従業員はこのような行動に出ることを経営者は肝に銘じておかなければなりません。すべてとは言いませんが、表面上の権利意識だけで、従業員はマスコミや労基署に駆け込んだりタレこんだりします。船場吉兆の事件では、役員が「あくまで現場の人間がやったこと」と発言し、偽装を自分たちのせいにされたパート従業員はマスコミを通じて「あくまで会社の指示である」と身の潔白を主張していました。
お客様にも常々申し上げていますが、それも経営上のリスクです。これからの社内制度は、直接従業員に関係することは、可能な限り透明性を持たせなければなりません。どうしたら評価してもらえるのか、どうしたら給料が上がるのか、それが明確でないと今どき(どの年代までが今どき、なのかはわかりませんが)の子はあっさりと会社を辞めてしまいます。少子高齢化が今後益々進んでいくと中小企業は優秀な子を採用するのがもっともっと厳しくなります。一旦採用した従業員に対しては、時間も手間もかかりますが「育てる」ということから逃げてはいけません。単に人手が足らないからとアルバイト・パート・派遣に依存していても長い目で見れば、会社の根幹にはなりません(吉野家の安部社長のような方もいますが)。お問い合わせは上記まで。
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