テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2008.1月号 vol.56
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
テキスト ボックス: 行動科学マネジメント
先日、「短期間で組織が変わる行動科学マネジメント」の著者である石田淳氏のセミナーを受講してきました。11月号でも触れましたが、「人間は、どんな人であっても本人が望むものを得ようと行動し、自分が望まないものを避けて行動している。」
人間の行動を分析することにより、望む行動を自発的に行うマネジメントノウハウとして体系化したものが、「行動科学マネジメント」と呼ばれるものです。個人にはダイエットや禁煙、英会話勉強など、会社には社員教育や評価制度などに取り入れられています。
詳しくご説明しきれませんが、一番心に刻まれたのは、目標を設定しただけでは人は必ずしもその目標に対して行動を起こすとは限らない、というくだりです。全く同感でした。おそらく皆さんも社内でお感じになっていると思います。もしかしたら「目標管理制度」を実施されておられるかもしれません。全否定するつもりは毛頭ありませんが、目標を設定して、自発的に行動に移せる人は社内でも一握りではないでしょうか?現実問題として全社員に目標を決めさせて、それに向かって邁進せよ、と唱えても行動に移せないのが関の山です。正直、サラリーマン時代の私もそうでした。ABCモデルという概念があります。これは、A(antecedent先行条件=目標設定)がB(behavior行動)に与える影響は、20%、かたやC(consequences行動後に起こる結果や環境)が与える影響は80~100%だそうです。Cによってその後の行動を継続したり、前向きにさせたりするとのことです。具体的には部下が優れた行動をしたらすぐに賞賛(褒める、感謝する、コーヒーチケットをあげる等)をカタチにする。賞賛されることによってその行動は繰り返される、というものです。仕掛けのひとつとして、同僚や上司に感謝の思いを一言「サンクスカード」に記し、そのカードの提出を強制的にし、最も多くそのカードをもらった人を表彰する、というのも大手などで実践されていますので一考の余地はあると思います。
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