<next>テキスト ボックス: ガソリンにかかる揮発油税の暫定税率が期限切れを迎えましたが、今もって決着していません。個人的には、道路財源がなくなると帰省時に利用する新高速道路建設に影響が出そうなので、維持の方向で早く決まってほしいのですが。テキスト ボックス: 外国人労働者受け入れ
先月号で、「ゆとり教育世代の恐怖」について述べましたが、今月は「外国人労働者受け入れは日本をダメにする」(小野五郎)についてです。
内容のポイントは、
l	フィリピン、インドネシアとの経済連携協定(EPA)によって、外国人介護士や看護師の受け入れに向けた準備を進める企業が相次いでいる。
l	日本が抱える労働力不足や経済縮小問題を考慮すると、外国人雇用は今後も増加の一途をたどるであろう。
l	いいことずくめの話の裏で、日本の経済社会構造が蝕まれていく(ex.低賃金化による日本人労働者のワーキングプアの増加など)。
l	非正規雇用社員の正社員化や定年後の高齢者をもっと活用すべきである。
身近な中小企業でも安易に外国人労働者に依存していくと、いつかその外国人労働者は帰国し、残ったのは能力もスキルもない日本人労働者しか残らない、さらに少子化により数少ない優秀なできる子は、すべて大企業に吸収され、中小企業にはまともな社員を採用することができなくなる状況に陥ることでしょう。「過去における日本企業の強みとされた企業内研修と現場訓練を割愛しようとする昨今の動向は、将来に禍根を残すことになるであろう」と締めています。顧客先でも、教育できる人がいないなあと実感します。バブル崩壊後のリストラによって企業は生き残ったが、将来企業の核となりうる人材がいなくなってしまった弊害が、これからじわじわと顕在化してくるのは間違いないと思います。教育を完全に外部に委託しなければならない状況はもう目の前に来ています。
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