テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2008.5月号 vol.60
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 週間ベースボールという野球雑誌があるのですが、創刊50周年の特集として過去の記事や写真を掲載しています。私もそのうちの30年は読んでいるでしょうか。黒い霧事件や江川問題などノスタルジックな感傷に浸っています。テキスト ボックス: 後期高齢者医療とメタボ検診
4月から大きな二つの制度がスタートしました。ひとつは「後期高齢者医療制度」、ひとつは、いわゆる「メタボ検診と特定保健指導」です。どちらも健康保険にまつわることですが、ほとんどの方が両者は関係ねぇ、と思っているかもしれません。前者は75歳以上の方の制度、後者は40歳から74歳までの方の制度です。ところが、これが関係大ありです。どちらもスタート前からマスコミに大きく取り上げられ、特に前者は老人いじめだとバッシングを受けています。実際、山口県の衆院の補欠選挙で自民党候補が民主党候補に破れ、「後期高齢者医療制度」が敗因の一つだということで見直しがなされるそうです。
会社が義務付けられている定期健診の項目に「腹囲(腹回り)の測定」などが追加されたいわゆる「メタボ検診」ですが、これに伴って、健康保険組合では、メタボ該当者を10%以上減少させることなどを目標とし、それが達成できなければ、2012年(平成24年)に後期高齢者医療制度の支援金の負担額の10%上乗せが課されるようになるとのことです。わかりやすくいうと、組合管掌保険の会社では、腹回りが大きい、検査項目に異常が多く見られる、などで特定保健指導を受ける人が多いと労使共々負担する保険料に割増しが付加されるという大変なペナルティがつくということです。
現在、政府管掌健康保険の保険料率は労使で8.2%ですが、内訳は加入者向けの医療に対する「基本保険料率」が4.9%、65歳以上の高齢者向けの拠出金部分の「特定保険料率」が3.3%だそうです。厚生労働省は、企業に対して、この「特定保険料」部分を給与明細に明示するよう求めていくそうです。今後、気づいたら給与明細のこの特定保険料の額が知らぬ間にアップしているかもしれません。会社は社員のウエストまで管理しなければならない時代になっています。
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