テキスト ボックス: 前号でお知らせした通り、母校(鳥取西高)は、残念ながら初戦で敗退しました。しかし、久々に会う先輩、後輩、同級生。いい同窓会になりました。毎年出てほしいものです。テキスト ボックス: オリンピックと日本人選手
北京オリンピックが閉幕しました。いろんなドラマがありましたが、日本人選手も期待通りの活躍をした人、期待はずれだった人、期待以上だった人、いろいろでした。
私も野球をずっとやってきており、星野ジャパンがメダルを取れなかったことは結果から見ると残念です。またマラソンを走っている身からすると、男女ともスタートラインに立てなかった人がいたのも残念でした。結果が出なかった人たちにはこれでもかというぐらいマスコミはバッシングをし、メダルを取った人には、お涙頂戴のドラマを誇張する。基本的にスポーツは好きなので、試合は見ていましたが、その後の情報番組は目を覆いたくなります。
それはさておき、率直に感じたのは、ほとんどの競技は、世界との差が広がってしまったな、と思いました。最後は、勝ちたいと思う気持ちの差だと、みんな言っていましたが、それだけではないように感じました。結論から言うと、野球もそうですが、いろんな意味で準備ができていない、戦える状態になっていないのではないでしょうか?サッカーではピッチの状態がもっとよかったら、野球では、ストライクゾーンがもっと一定していれば、本来の実力が発揮できる。他国の選手で口にしているのを聞いたことがありません。こんなことを言っている間は、国際大会の度に苦汁を嘗めるのでしょう。
男子マラソンで、日本の実業団に籍を置いて日本で練習していたケニアのワンジル選手が圧倒的なスピードで優勝したのは、複雑な感じでした。日本人はアジャスト(適応する)能力が低い、とよく言われますが、持って生まれた才能とは別に、教え育てて伸びる部分があると思います。「実は経営者や管理職は育てるものではないのではないか」という声に自問自答する毎日ですが、今回のオリンピックは、そういった意味で非常に示唆に富んだイベントでした。
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