テキスト ボックス: 先日、WBCの監督がやっと巨人の原監督に決まりました。イチローの発言や星野さんの辞退などすったもんだありましたが、ある人が裏で操っているのを感じているのは、私だけではないでしょう。野球の世界ぐらいすっきりといってもらいたいのですが…。

テキスト ボックス: プレゼンティーイズム
「プレゼンティーイズム」という現象があります。初めて聞く方もいるかもしれませんが、簡単に言うと、体調が優れないせいで、頭や体が普段より働かず、生産性が低下してしまうことをいいます。どなたも心当たりがあるかもしれません。具体的には花粉症や軽度のうつ状態など、入院するまでもない病気が原因で、生産性が1/3以下に低下する場合もあります。実際には根性論で済ませてしまうケースもあるかもしれませんが、アメリカではおよそ1,500億ドルが損失されているといわれています。サブプライム問題から端を発した経済の損失は莫大ですが、この問題もバカにはできません。プレゼンティーイズムで、厄介なのが必ずしも一目瞭然ではないことです。病気や体調のせいで能力が発揮できない場合、いつ起こったのか、どれくらい深刻なのか、わからないことが多い。まさに今顕在化しつつあるメンタルヘルスのことと根源は同じです。毎年やる定期健診では絶対わかりません。会社側にとっては、リスクマネジメントとしての必要性からEAP(従業員支援プログラム)を実践しているケースが増えていますが、それ以上に生産性の低下という本業にかかわる部分でもっと注目するべきと思います。
体調が悪くても無理すれば出社できるような病気の場合、通常個人の問題だとして、お医者にかかり健康保険を使いますから会社の直接費には一見影響ないようにみえますが、体調不良が原因で能率が上がらず、仕事の質が低下すれば、残業時間が増加、残業代・光熱費などの間接費の増加に及ぶといっても過言ではないと思います。「プレゼンティーイズムの隠れたコスト」にもっと注目すべきです。自身で「私はストレス過多状態だ」とか、「私は大丈夫」とか感覚的な認識はあると思いますが、客観的な方法でストレス度などをチェックして、数値を把握しておくべきと思います。厚生労働省推奨のものもありますし、弊社でも実施しています。ご興味あれば、上記まで。
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