テキスト ボックス: あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
テキスト ボックス: 人材教育とは?
 昨年後半はサブプライム問題、リーマンショックに端を発し、世界景気の急激な悪化、大手を初めとする製造業で派遣社員の契約を打ち切るケースが驚くペースで増加していきました。かたや介護などの業界では人手が足らず、フィリピンなどの東南アジアから外国人労働者を受け入れる体制を国を挙げて整えつつあります。細かい事情はあるのでしょうが、これって矛盾を感じませんか?
来年度から介護報酬が制度開始以来、初めて3%引き上げられることが決まりました。主な狙いは、介護従業員の待遇改善らしいですが、引き上げは、利用者負担の上昇につながります。
弊社のお手伝いしているクライアントで介護事業をされている会社がありますが、年末に忘年会に参加させていただきました。給与体系の整備のお手伝いもさせていただきましたが、業界水準と比較しても驚くほど報酬が高いわけではありません。しかし、職員の皆さんは重労働の中でも皆さん朗らかに仕事に従事されています。実際この業界は、離職率は高いとされていますが、この会社の特長は長続きされる方が多いことです。いい人を採用されているのもあるかも知れませんが、皆が気持ちよく働ける環境を作ろうとしている社長と管理職の努力の賜物だと私は思います。弊社からおすすめした『サンクスカード』も活用していただき、職員の方にも好評のようです。こういったケースを拝見していると、規程や制度の精緻化は必要なのだろうか、と感じてしまいます。所詮運用するのは「人」なので、その「人」を教育していかなければ、せっかくのすばらしい制度も絵に描いた餅になりかねません。恋愛と同じかもしれませんが、感情的なもつれになった場合は、どんな策を講じても相手はなかなか納得してくれず、付いてきてくれないのではないでしょうか?労使の関係もまったく同じだと思います。今年は、お客様と一緒に『人材』を『人財』にするお手伝いをもっと深めていきたいと思います。
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