テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2009.10月号 vol.77
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。
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テキスト ボックス: 久々にひどい痛風が出ました。日々気をつけているつもりですが、体の中では、いろんな変化が起きているんですね。痛くて足に力を入れられず、片足中心で歩いていたら、あっという間に腿の筋肉がなくなってしまいました。また一から出直しです。皆様もご自愛を。

テキスト ボックス: 直感
今、巷は「脳科学」ブームです。テレビ番組やゲームも脳を鍛えるというコンセプトのものが氾濫しています。脳科学者の池谷裕二さんの著書の『単純な脳、複雑な「私」』(朝日出版社)によると、「直感」が大事なんだそうです。直感を生み出しているのは、「大脳基底核」という部分で、特にスポーツ選手はすごく発達しています。直感には、理由や裏づけはありませんが、特徴を列挙すると「無意識的・自動的・正確無比」だそうです。なるほどと思ったのは、直感は、無意識ですが、その人の経験や訓練でしか、身に付かないそうです。直感やセンスは人生の経験が豊富になればなるほど、単なる当てずっぽうと違い、判断を誤らないとのこと。直感というと、非科学的で怪しいと思われがちですが、実際にある脳の能力ですから、もっと有効活用するべきと思います。しかし、会議で発言した内容に、「なんで?」と問われ、「なんとなく」と答えたのでは、説得力に欠けるのが現実ですが。
仕事柄、クライアント先の評価制度のお手伝いをすることがありますが、評価者会議において、まず勘だけで部下の順位付けをすると、その順位にはみなさん納得されます。しかし、評価を受けた本人には評価の根拠を開示して説明してあげないと納得せず、最後は期待感を喪失し、士気も低下します。理屈抜きでまずは順位付けする相対評価は、納得感があり、お勧めしますが、最後は具体的な理由を用意してあげないといけません。世の中は、短期に結果が出ないと、すぐに見切りを付ける傾向にありますが、上司(管理職)は、いろんな経験をし、直感を磨いて判断を誤る確率を低くしていく。部下には論理的な思考を重ねさせて「直観力」を鍛える。地道に基礎訓練を継続すれば、途中でうまくなっている実感はありませんが、ある日突然結果として顕在化します。子供がある日突然、自転車の乗れるようになったり、新人の銀行員がある日突然、お札を扇状に開くことができるのも、同じことです。
教育は粘り強くいきましょう。ご不明の点は、上記まで。
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