テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2010.5月号 vol.84
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 時間割引
5月4日の日経新聞朝刊の「経済教室」に、慶応義塾大教授の大垣昌夫先生の興味深い記述がありました。ほとんどの人々には、現在の消費を将来の消費よりも重視して、将来の消費から得られる効用を割り引いて評価する傾向がある。このことを「時間割引」といい、割引の割合を「時間割引率」という。時間割引率の低い人は、忍耐強く、満足を後回しにすることを比較的苦にしないそうです。
時間割引率が低く、自制できる人は経済・学業・対人関係などの面で成功する傾向がある。これは60年代に米スタンフォード大の心理学者が行った「マシュマロ・テスト」が有名だそうです。4歳児に1つのマシュマロを与え、実験者が部屋を出て戻ってくるまで食べずに待てたら、もう1つのマシュマロをあげると約束した。その実験に参加した子供たちを、高校卒業まで追跡調査したところ、食べずに我慢できた子供は、対人能力に優れ、成績も優秀である傾向があったとのことです。だからといって何でもかんでも与えずに衰弱させるようなことがあってはなりませんので、程度の問題もあると思います。しかし、この文章を読んでから、自制の感情が働くようになりました。たとえば、気乗りがしなかったり、苦痛になることは後回しにしていましたが、今やっておくべきだな(今やるべきではないな)と思うことは以前よりも先に手を付ける(自制できる)ようになりました。私が言いたいのは、おそらく皆さんがそういった感覚をお持ちだと思いますが、いざ実践するとなると、できないことが多いのではないかと思います。ダイエットする、禁煙するなど。人によって腹に入る感覚は違いますので、一律の理論は通じないと思いますが、今の若い社員や子供たちには、あるときは理詰めで説いたほうが、納得することはあると思います。野球で子供たちに話をするときもそれは顕著に感じます。親御さんがしっかり教育していただければ楽なんですが、これからの経営者・管理者は経験だけでなく、もっと勉強しなければならないので大変でしょうが。お問い合わせは、上記連絡先まで。
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テキスト ボックス: おたよりの発送が遅くなり、申し訳ございません。予定外の出来事があり、準備が遅くなってしまいました。やはり上記に書いたように不特定要因を踏まえて、行動しなければなりません。ドラマにもありました「明日やろうは、馬鹿野郎だ」と。