テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2011.6月号 vol.97
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: AKB48の総選挙が迫っていますね。年々注目度が上がり、秋元さんは本当にうまいですね。本当の総選挙ももしかしたら、あるかもしれませんが、AKBの選挙が注目されるような穏やかな世の中が続くことを祈るばかりです。テキスト ボックス: 脳科学より心理学
今回は、書籍のご紹介です。精神科医でテレビや執筆でも有名な和田秀樹さんの「脳科学より心理学」(ディスカヴァー携書)という新書を見つけて読みました。結論から言うと、まさに今自分が感じていること、そして少し疑問に感じていたことの答えが書いてあり、ストンと腹に入りました。
一端をご紹介すると、いわゆる「やる気」、動機付けについて、昔から実験がなされ、議論がありましたが、強制せず、本人に任せて好きな分野をやらせておけば、自ずとやる気が出て、向上していくという「内発的動機論」と、アメとムチを与えて、成果を出させる「外発的動機論」。おそらく皆さんの間でも議論のあるところだと思います。書いてある結論は、「人」によって違う、ということでした。もともとやる気のある子は、下手に賞罰を与えるとやる気を削いでしまう。もともとやる気のない子はアメとムチを与えないとやらない。これが現実なのだろうな、との結論です。当たり前のようですが、これができていそうでできていないケースは無茶苦茶多いと思います。加えて、恐怖政治型の経営で生産性が上がらないのは、動機の問題以上に、人間というのは過度な不安やストレスがあるとかえって作業効率が落ちてしまうという心理学的裏づけがあるからだとも。人間は「安全・安心」欲求がありますから、それを侵すものは受け入れないのではないでしょうか?辛抱の向こうに光が見えない今の状況下では、メンタル不全の症状も増えていくのではないでしょうか?
自分の行動や相手に対して何らかの仮説を立てて、検証してみる。うまくいってもいかなくても、結果を分析して次に生かす。こんなことを言ったら、こう言い返された。こんなふうに言ったらこんなふうに相手が怒ったとか、何でもいいからその反応に対して予測を立て、結果を検証していく、そして、その結果を分析して、次に生かす。これは疲れるかもしれませんが、仕事でも対人関係でも、かなりうまく生きられるようになるのでは、と。ご不明点は上記連絡先まで。
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