テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2012.4月号 vol.107
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 最近はこころや精神的はテーマが多かったのですが、久しぶりに本業のことを書いてみました。つまらなかったらごめんなさい。
またネタ考えときます。
テキスト ボックス: AIJ問題
弊社の業務にひとつに「退職金制度コンサルティング」というものがあります。もともと「税制適格年金」という中小企業向けの退職金制度がありましたが、平成14年当時、10年以内に他の制度へ移行するか、廃止しなさい、というお達しが出ました。私はこれはビジネスチャンスだと思い、セミナーに参加したり、受託している生保の担当者にしくみを聞いたりして、情報収集を重ねました。結果的にご相談や制度再構築などのお手伝いのご依頼を数多くいただき、今もそのときのほとんどのクライアント様とお付き合いが続いています。この3月末で10年が経過し、おそらく処理もほぼ終わり、企業年金のお手伝いも収束したな、と思っていたら、このところまたご相談やご依頼が増えつつあります。ご存知のAIJ問題と軌を一にして、ご相談も増えてきました。今度は厚生年金基金に関してです。ニュースなどでも解説していますが、基金に加入していないから、うちは関係ないと思っていたら大間違いです。基金は、「代行部分」といって、基金の加入員である会社の社員の方が将来国からもらえるであろう厚生年金(これもどうなるかわかりませんが)への保険料を国に代わって預かって運用しています。運用がうまくいっていた時代はスケールメリットで運用益を出していたのですが、バブル崩壊後、完全に資産が毀損し、その代行部分まで食い込んでしまいました。このままでは基金の加入企業にお勤めの方がまともに公的年金を受け取れないという事態に陥ってしまいます。そのため基金の担当者は一発逆転を狙ってAIJに委託したというのが実状です。まだ案ですが、この不足の穴埋めを基金とは無関係の会社員が積み立てた公的年金資産から出してあげようか、というものです。結局は皆さんが面倒をみるということになります。こういう事態を見越して自前で穴埋めをして基金を解散した企業からすれば、先んじてやったことがアホらしいとなりますよね。しかし、救済策として検討されています。ただでさえ消費税も上がり、負担も増えるであろうこの時期に、ホントにアホらしいですね。
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