テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2012.6月号 vol.109
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 俳優の美木良介さんが推奨する「ロングブレスダイエット」がテレビなどでも取り上げられ、話題になっています。効果の程は定かではありませんが、深呼吸自体は、副交感神経を刺激して、心身に悪いことはないですから、ちょっと試してみたいと思います。乞うご期待。テキスト ボックス: 執着しない
今回は歌舞伎の話をします。まさか歌舞伎の話題をこの場で取り上げるとは、夢にも思いませんでしたが。歌舞伎といっても大層な話ではありません。今、歌舞伎俳優の市川亀治郎さんにすごく興味を持っています。あまりピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、わかりやすいところでは今月「四代目市川猿之助」を襲名します。その襲名公演は、三代目が築き上げたスーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」ということで、注目を集めています。歌舞伎の世界というと一般庶民には敷居が高く、たまに色恋沙汰でワイドショーを賑わすイメージでしたが、たまたま亀治郎さんのインタビュー記事を見て、目から鱗が落ちる思いでした。一部抜粋させていただくと「人は皆、自分が選んでその人生に生まれてきたと信じている。僕の場合、それが歌舞伎役者の家であった。与えられた使命はまだわからないが、この一生で完結しなけりゃ、また来世に生まれるのだろう。そう思えば何事にも執着しない。歌舞伎が好きだからやる、バラエティーが愉快だから出る。生きている一瞬一瞬が楽しい。世界のすべてが珍しく面白くてたまらない。」(朝日新聞beより)
また、別のインタビューでは、「好きだからやっている、嫌ならやめる。」サラリーマン社会には置き換えにくい価値観かもしれないと言われても「でもね、これからは企業もそうならないといけないんじゃない? 社員が嫌々働いているような会社、絶対良くならないと思う。そうじゃない会社はどんどんつぶれる気がする・・・これから。」おそらくこれを読んで、やはり、サラリーマン社会には置き換えにくい、とお感じの方もいらっしゃるかと思います。しかし、私は共感しました。一番共感したのは、「この一生で完結しなけりゃ、また来世に生まれるのだろう。」という言葉です。物事への取組みがすごく楽になった気がしました。調べると、亀治郎さんは哲学者の梅原猛さんに傾倒しているとのことで、文面を見て、なんとなくわかりました。今度は梅原さんの書物を読んでみようかな。ご連絡は上記まで。
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