テキスト ボックス: FirstGlobal メッセージ
siesta
2013.8月号 vol.123
*シエスタとは、スペイン語で『昼寝』の意味です。
   リラックスしながらお読み下さい。

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テキスト ボックス: 先の参議員選挙で大学時代同級生だった東くんが日本維新の会から出馬して当選したのにはびっくりしました。連絡も取り合っていなかったので、協力依頼もありませんでしたが、感慨深いものがありました。おとなしい子やったのになあ、まさか国会議員になるとは。テキスト ボックス: エトス・パトス・ロゴス
今月も著書のご紹介です。同業者(コンサルタント、特に人事系)の方の著書で共感するものは多くはないのですが、今回ご紹介する小倉広さんのものは腹に入りました。一度に3冊購入しましたが、ひとつに絞るとすれば「なぜ、上司の話の7割は伝わらないのか」(ソフトバンククリエイティ)です。①エトス②パトス③ロゴスという言葉を聞いたことがありますか?「人を動かす3要素」といわれてまして、それぞれ「信頼」「熱意」「論理」と訳します。和訳を聞くと、そんなん、前から知ってるで、と言われそうですね。私も当たり前の要素と思いました。ただ、実際、うまく活用できていますか?
ロゴスだけの論理バカ、パトスだけの情熱バカ、エトスだけの誠実バカ、思い起こせば、身近にイメージできるこんな上司が思い浮かばないでしょうか?おそらくいらっしゃると思います。現実は管理職の方でも、いずれかに偏ってしまうものです。部下に話を伝えるには、部下との間にまずエトスを築き、部下のパトスを引き出し、しっかりとロゴスで伝えること。順番もこれでないとダメだそうです。わかっていてもできないかもしれませんが、私もクライアント先にしつこく訴えかけていきたいと思います。また、HRD(人材開発)とOD(組織開発)の考え方がありますが、HRDの観点で、能力や経験に長けた人を求める、個々のレベルアップを図る、いずれも大切なことですが、それよりもODを重視する、つまりチームの人間関係を円滑にする手立てを考えて、実践するほうが、結果的にはチームの生産性は上がると思われる。これも共感しました。弊社のお手伝いでも、チームの関係性、相性を重視して採用・配置していただくようお伝えしています。個々のスタッフの能力向上も大切だと思いますが、高卒の18歳のスタッフでも今までに親御さん、周囲の人たちから受けた影響で人格形成されていますから、そう易々と変化しないと思います。何も言わなくても気づいてくれる人が獲れればいいですけどね。そんな人は、親御さんの教育がよっぽどよかったんでしょう。
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