
2025.9月号 vol.266
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今月のトピックス
退職代行とリテンション策
東京商工リサーチで、企業の「退職代行」に関するアンケート調査結果が公表されました。
2024年1月以降、「退職代行」業者を利用した従業員の退職があったのは、7.2%(6,653社中481社)だったそうです。規模別では、大企業15.7%に対し、中小企業6.5%と大企業の半分以下でした。退職代行を利用した従業員の年代は、全企業では「20代」が60.8%(275社)で最多で、次いで、「30代」が26.9%(122社)でした。
その後の採用に与えた影響としては、全企業で「影響はない」が74.0%で最多でした。次いで「応募者の転職回数や職歴をより厳格に見極めるようになった」が20.8%、「応募者のリファレンスチェックをするようになった(より厳格化した)」が10.2%、と続きます。
採用しても定着させなければ、いつまでも求人に手間も費用もかかってしまうのですが、就職・採用アナリストの斎藤幸江さんのコラムによると、各年の労働力人口を100%とし、どのくらい年齢構成が変わってきたのか、を調べると、82年には20代+30代で過半数を占めていたが、その後の30年間で1割減少し、2012年には40.2%(20代+30代)、その10年後の2022年には34.3%と、年々減ってきているとのことです。
一方、50歳以上が占める割合は、年々増加している。82年は、20.9%だったのが、2012年には34.4%、その10年後の2022年は40.7%に上る。なかでも、60代以上の増加率が大きく、この40年間で約4倍になりました。高齢者の多い業種や雇用制度の違いから、実際の職場内で、これだけ急激な変化があったとはいえないでしょうが、若者の現場体感でいえば、40年前の約3倍、20年前の約2倍、50代以上の労働者がいる環境となりました。
確かに私も就職した頃は若い先輩が必ずいましたから仕事のことや悩みを気軽に聞けた覚えがありますが、やはり周りがオッチャンばかりでは、常に気を遣っている状態なのかもしれません。
もう根性論は通用しません。ただでさえ若い人を採用できなくなっている状況下では、入ってくれた若手に歩み寄るしくみ作りは欠かせませんね
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野球ばかりで、ゴルフは20年以上封印していましたが、さすがにお誘いも多いので、復活する予定です。手持ちのシューズも今は使えないスパイクのあるものです。道具もウェアも買い換えないといけません。お詳しい方は今のトレンドを教えてください。