2023.5月号　vol.238

今月のトピックス

同一労働同一賃金⑥
今回は、お仕事の話です。以前もお伝えし た 「同一労働同一賃金」について、です。いわゆる「コロナ」前に問題提議され、企業側も対応を迫られました 。新型コロナ感染拡大に伴い、世間がそれどころではなくなってしまい、動きが落ち着いていましたが、ここのところの「賃上げ」の機運の高まりに伴い、また動きが出てきています。大企業を中心に賃上げ実施を公表するケースをよくお見受けしますが、 厚生労働省は、非正規労働者の賃金引上げを推進するため、３月 15 日～５月 31 日を「同一労働同一賃金の取組み強化期間」に設定 しました。 賃金引上げの流れを非正規労働者にも波及させるの を 狙い と しているようです。 経済団体に対し、賃上げに取り組む際に同一労働同一賃金の観点を踏まえた対応を求める協力要請文書を発出し 、 労働基準監督署 は 非正規労働者の処遇を確認する取組みを全国で開始 しています。内容としては 、 企業が賃金引上げに取り組む際 、 非正規労働者について同一労働同一賃金を踏まえた対応を行うこと の 協力を求め ています。 都道府県知事など自治体の首長に対しても、企業へ同様の働き掛けを行うよう協力依頼文書を発出してい ます 。 特に 非正規労働者が多い業界の団体や中小企業団体に対しては今後、厚労省が直接、傘下企業への働き 掛けを要請する とのこと 。同一労働同一賃金の遵守徹底に向けた施策も強化 していくそうです。 昨年 12 月から一部の地域で実施している、労働基準監督署と労働局雇用環境・均等部門などの連携による取組み が 本格的に開始 され、 法違反を確認 された場合は、都道府県労働局長による助言・指導を実施し、待遇差の是正 指導、勧告を受けるかもしれません。
昨年 12 月に始まった取組みでは、一部の労基署において、基本給や手当といった待遇差の有無など事実関係の確認調査を行ってい ます。 ３月からは全国の労基署で調査を進め、４月からすべての労働局で報告徴 収 （雇用管理の実態調査 を開始 されるようですので、もし、労基署から問い合わせがあった場合に対応できるよう、環境整備に着手することをお勧めします。ご不明点は上記まで。

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3月 5 日に 参加した 篠山マラソン ですが、残念ながらゴール前最後の 36㌔過ぎの関門であと 300m 及ばず、足切りとなってしまいました。来年はもっと練習して臨みます。応援ありがとうございました。